仙台の地下街
人口100万人を超える規模の政令指定都市には概ね地下街があるのですが、仙台には無いんです。
何故でしょうか?札幌にも福岡にも広島にもあるのですが。
実は構想自体は何度かあった
実は仙台市にも過去に何度か地下街構想がありました。
仙台商工会議所が1960年代に検討した事がありましたが、地上の商店街の反対等で立ち消えになったとの事です。
その後、新幹線や地下鉄などのインフラ整備がされたタイミングでも構想が立ち上がったようですが、やはりその都度ボツになったようです。
アーケード商店街との共存
仙台駅前から一番町までのアーケード商店街は、街の一番の名所と言っても過言ではありません。
全国から仙台観光に訪れた人々もまず足を運ぶエリアです。
そのアーケード商店街との共存共栄が果たして可能なのか。
都市圏人口はたかだか160万人(2024年現在)。
正直この規模で大規模な地下街を作っても地上と客の取り合いで潰し合いになるのではないか?
などの不安要素が素人目にも浮かびます。
また、仙台市中心部は地震の多さや水はけの悪さなどの問題もあり、実は様々な理由があるようです。
実は地下街の準備がある
仙台駅から伸びる東西地下自由通路の西側200mは、壁が薄くなっており地下街いつでも作れまっせ!的な状態になっているらしい。
たしかに通るたびに無駄に広い通路だなとは思ってましたが、そういう理由だったのかと。
200mはちょっと短い気もしますが、例えばJR名古屋駅周辺には新旧趣きのある独立した地下街が幾つかあり、仙台にもそのような感じのちょっとしたスポット地下街があったら面白そうだなぁなどと思ってしまいました。
まぁ名古屋市とは人口も人口密度もダブルスコア以上なので都市構造の参考にはなりませんが。
仙台の地下街構想、日本全体で人口減少が進んでいる昨今ではますます夢物語な話かもしれません。